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瑜祇塔について

「瑜祇塔」とは、「金剛峯楼閣一切瑜伽瑜祇経」に説かれるインド、中国からの三国伝来の密教独自の塔です。


その姿は五本の相輪と八本の柱が特徴の五峯八柱の宝楼閣と云われ、金剛薩埵が大日如来より授かった法門(密教経典)を収蔵し、それらを龍猛菩薩に授けたと伝わる密教の根本道場、「南天の鉄塔」の形を模したものです。


お大師さま(弘法大師空海)は高野山を「金剛峯寺」と名付け、この塔の建立を発願されました。後世になって、伽藍の奥上の林に建立され、今も山内を守護しています。

瑜祇塔図
瑜祇塔の特徴

この度建⽴された瑜祇塔は、総⽊造で朱塗り、本⽡葺き、漆喰壁で、全⾼は、 ⼆⼗一メートルの⼤塔です。
また、⽇本の歴史の中でも現存するものとしては5例⽬、⽊造建築としては2例⽬となる九州初の瑜祇塔です。

瑜祇塔の建立工程

今回の瑜祇塔建立プロジェクトは、高野山真言宗別格本山 呑山観音寺様の令和の大事業として発願されました。
瑜祇塔は大変珍しい建物であり、設計図などの資料もほとんど現存していないため吉田建築工房第二代目の二級建築士:吉田義仁が独学で学び設計図から丁寧に一筆で手掛けています。

アクセス

〒811-2403
福岡県糟屋郡篠栗町萩尾227−4

北九州方面からお越しの場合
九州自動車道宮若ICから呑山観音寺まで車で25分
力丸ダム沿いに進み、日吉の三叉路を右折、県道92号線を上る
(猫峠を越えて看板を左折)

飯塚、筑豊方面からお越しの場合
八木山バイパスを使わず、八木山峠を上り、八木山農楽園を右折
道なりに進み、力丸ダム手前の日吉の三叉路を左折
県道92号線を上ること10分(猫峠を越えて看板を左折)